やっぱり大好きだと思った後、さらに大好きになった話

12月28日に「NFes忘年会」へ参戦してきた。今回はライブレポというよりも心情的なお話が中心となるので、タイトルにライブ名を入れるのは控えることにした。

 

7月から8月・9月・10月・11月と贅沢にも5か月連続ライブ参戦して、それぞれに違った雰囲気のライブで、どのライブも本当に楽しくて、行く度に新しいカケくんの一面を知れるのが楽しくて。すごく幸せだったのだけど、11月下旬かな・・・何がきっかけだったのか今はもう覚えていないし、もしかしたらきっかけらしいきっかけも無かったのかもしれない。急に私はカケくんに対する気持ちを見失ってしまった。これは俗に言う倦怠期(?)というやつなのだろうか。歌声を聴いていて好きだと思いながらも、どこか気持ちが遠いのだ。それを自覚することがまた悲しかった。

12月に入ってもその状態は続いた。NFesは迷っていたので予定を空けていたものの、ギリギリまで悩んで一度は行かないことに決めた。そのすぐ後で「今までやった事のない曲をやる」というお知らせと直前リハーサル映像を見て、大きく気持ちが揺れ動いた。特にリハ映像には心惹かれた。「行こう」と思った。まだ気持ちはモヤモヤしているけれど、モヤモヤしているからこそ行くべきなのかもしれない。なんて思うことにして。

 

そしてNFes当日。NFesは出演者が全てバンドというイベントで、カケくんもこの日はバンドとして出演した。1組目の巌流島サンダーボルツさんからヘビメタ系で良いのかな?ハードなノリで若干来る場所を間違えたかなという思いを抱きつつ(え?)も、普段経験しないので新鮮さがあり面白い。1組5曲の演奏で徐々に慣れてきて熱も上がってくる中、3組目にカケくんの番が来た。

ここ最近続いていたモヤモヤした気持ちから少しの不安もあったのだけど、登場したカケくんを見て歌い始めた声を聴いて、嬉しい気持ちでいっぱいになった。やっぱり好きなのだと思った。

動きがとっても可愛かった1曲目のGolden Liarは、曲調の為か歌い方を寄せているのか普段とは少し違う感じがして、こういう風にも歌うんだなぁって思った。かっこいいなって思った。2曲目の新宝島では「手を振ってください」という掛け声でサビで手を振った時の一体感が楽しかった。3曲目はよく歌う曲なのに意外にもバンド演奏で歌ったことないらしいdaze、タイトルちゃんと言えてる!ってその場で感動し・・いえ、なんでもないです。バンドと相まって良かった。4曲目のSTARTはリハ映像を見ていたから歌うだろうなとは思っていたけれど、本番は何倍もかっこよくてキラキラしていた。そして5曲目はカケくんらしさ全開のボクノスベテ。加速していく熱さと全力投球な感じの歌声が素敵だった。この歌声が大好きだとあらためて思った。モヤモヤしていたこともすぐに忘れて楽しんだ。

どの曲か間奏中にクルッと回っていたのがかっこよかったな。MC含め全体的にバンドらしい熱さというか、けっこう振り切っている感じがした。あと熱くなったからか2~3回前髪をかき上げていて、あんなに気にしていた額を見せて大丈夫なのかしら?という心配をしつつ、髪をくしゃくしゃにしながら歌っている姿にかっこいいなと思った。

やっぱり好きだ。大好きだ。その気持ちを再確認した。強く強く好きだと思える気持ちが再び戻ってきた。なぜあんな風になっていたのかも今となっては分からない。後から本当に申し訳ないなと思うほどの謎すぎた倦怠期(?)を抜けられて、この日行けたことを心から良かったと思った。

 

ライブが終わってドリンク交換。カウンター横の空きスペースに移動する。通路を挟んで真正面にはカケくんがいたのだけど、私の存在感薄いっぽいしな~気付かれないだろうな~なんて思いながら、楽しそうに話すカケくんをチラチラ見てた。

今日は何もサインしてもらえるもの持ってないなぁ~なんて考えつつドリンクを飲み終えると、毎度のことながら寒くなりトイレへ。戻ってきた後、また同じ壁の前でどうしようかと悩む。整列なく自由に話している雰囲気だったので、混ざる勇気もないし「今日は話せなくても良いかなぁ~」そんなことを思っていると、真っ直ぐにカケくんと目が合った。

反射的に視線を逸らし、隠れようとゆっくり身を縮めながらもう一度見ると、やっぱり目が合った。何だ?私何かマズいことでもしたのかしら?ここに立っているのが迷惑だったのだろうか?なんてことを一瞬のうちに考えて固まっていると、手招きされたのでいよいよ大混乱。最近仲良くしてくれているカケリスさんたちも手招きしてくれて、頭の中を疑問符だらけにして近づいていく。

とりあえず隣まで行ったはいいものの戸惑っていると、カケくんが話しかけてくれた。東京公演はこの日が今年最後になるので、本当は31日に発売するアルバムを先行販売してくれているらしい。前にオリジナル曲プッシュしまくったのを覚えていてくれたのかな?と自分に都合よく(!)解釈。CDを購入したらジャケットにサインを書いてくれて嬉しかった。

何の心の準備もないままお話することになり若干焦りつつ、いつもと違った感じでこういうのも良いなーと思ったこと、けっこう振り切ってるなーって思ったことを伝えた。カケくんは「実はこういう方が得意なんだよ」と話し、私は思わず「そうなんですかー?」なんて言ってしまったけれど、知ってるよーって微笑ましい気持ちで密かに思っていたことは内緒。

その後ちょっと間が空いてしまって、お話が苦手な私は咄嗟に「年末年始いっぱい仕事入っていて、一言だけもらえたら嬉しいです」みたいな無茶ぶりをする。この瞬間「頑張って」とか「大丈夫」みたいな返事を想定していたように思う。でもカケくんは「いつも1人で心細いかもしれないのに頑張って来てくれてありがとう」と言ってくれて。そんな風に言ってもらえるなんて微塵も思っていなかったからこれには戸惑った。私にとって1人参戦というのはもはや当たり前すぎるくらい当たり前のことで、慣れているし大丈夫なのだと思ってはいても、その言葉をもらった時にすごく嬉しいような照れてしまうような気持ちになって、動揺して少しの間顔が見られなくなった。

私の話に返してくれる言葉はいつも優しくて、カケくんの「ありがとう」にはとても嬉しい気持ちになる。だけど、今まで私のことについて何か言われたことはなかったから。あまりお話出来ない私に対して、正直ちょっと対応に困っているんじゃないかって思うこともあったから。そういう風に言ってもらえたことがありがたいと思った。恐らく気を遣ってくれていたんだろう。言葉を選ぶように丁寧に一生懸命に話してくれている感じにも嬉しくなった。

カケくんはいつでも真っ直ぐに目を見て話してくれる。話し始めた時も困って下を向いてからまた顔を上げた時も、真っ直ぐな視線とぶつかった。吸い込まれそうな目をしていると思いながら「来年もよろしくお願いします」みたいな話をふわふわした気持ちで聞いていた。そのためこの辺の会話は記憶があやふやであるものの、最後にしてくれた握手は今回よく覚えている。私の手は冷たくて手荒れしていてきっと触り心地は最悪だったはずだけど、カケくんの手はあったかくてふっくらしていて心地良かった。なんだか力をもらえた気がした。

話を終えて離れてから気が付いた。聞いてみたいことがあるのだった。迷った末にちょっと待ってみたものの、時間が無さそうなので出てきてしまった。実は前にライブに行った時も、この日のとは別の話したいことがあったのだけど言えなかった。どんどん言えないことが溜まっていくなぁ~なんて可笑しく思いながら、特にこの日の件は言えなくて良かったのかもと思い直した。あまり私の心情的な話をするべきではないなと。前に言えなかったことは機会があって覚えていたら聞いてみたい。

ちなみに。最初に名前を告げてから、カケくんは私が名乗らずとも名前を呼んでくれる。それがとても嬉しい。覚えてくれていることはもちろん、それ以上に名前を呼ばれるのってやっぱり特別だなぁと思う。かくいう私は一度も直接呼んだことがないので、いつか(え?)呼んでみようかな。

お話することは、言ってしまえば直接音楽とは関係がないわけで。時々、交流によって嬉しいと思うことを邪道なんじゃないかと思ってしまうことがある。これは他の誰かがどうかではなく、私個人の問題だ。カケくんの声や歌や演奏や作る曲など、音楽が好きだという気持ちだけで良いじゃないか。お話や握手によって嬉しいと思ってしまうこの気持ちは、音楽ファンとして在るべき姿なのか。その答えはわからないのだけれど。可能であれば、これからもこんな風にお話が出来たらいいなぁと思うのだ。今はその気持ちの方を大事にしたいと思うのだ。